日光案内(旧「日光検定への道」)
日光案内(旧「日光検定への道」)
2025年の日光検定実施日が、9月7日と公表されました。筆者は、2度目の受験となる2023年、ようやく2級に合格できました。SNS等で、日光検定に関する話題も散見されるようになったいま、特に2級受験者を応援する試験対策をアップして、自分の体験を共有してもらえたらいいなと考えています。
最初は、ちょっと硬い話になるかもしれませんが、第1回は歴史好きと歴史学について言及したいと思います。皆さんが試験勉強を進めていくなかで、必ず役に立つと思います。
【歴史好きと歴史学】
「幕末の志士が大好き」など、傑出した人物像を通じて、過去に思いを馳せる方は多いと思います。いわゆる「歴史好き」と呼ばれる人たちがそうだと思います。
ところが、歴史学となると話はやや異なります。「いい国つくろう鎌倉幕府」の語呂合わせで、源頼朝が征夷大将軍に任命された1192年に鎌倉時代が始まったと習った世代もいるでしょう。一方で、近年の歴史学では、幕府の組織的基盤が確立した1185年を、鎌倉時代の始まりとみなすべきとも指摘されています。将軍を頂点とした武家政権が幕府なのだから、頼朝が征夷大将軍に就任して鎌倉時代が始まったとみるのではなく、守護・地頭の設置により、全国を政治・経済的に支配する体制が確立した時点にこそ着目するべきではないか、ということです。
このように、過去の様々な記録を分析し、新たな事実を再解釈するのが歴史学です。日光検定を受験してみようという方々の動機は様々でしょう。久しぶりに、試験前の詰め込み勉強を覚悟して挑む方もいらっしゃると思います。しかし、「好きこそものの上手なれ」というように、まずは興味や関心を抱くことが、あれこれ覚えていく一助になることは確かなようです。
日光と聞いて、皆さんはまず何を思い浮かべるのでしょうか? 男体山の神と赤城山の神が争った戦場ヶ原の神戦譚、数々の苦難を乗り越え聖地日光の基礎を築いた勝道上人の偉業、精緻な建築技術と意匠で見るものを魅了する東照宮の堂宇、四季折々の美しい姿を見せる奥日光の自然や動植物たち……。皆さんの受験勉強を後押しできるよう、様々な関心と興味のポイントが広く共有されることを期待して、この応援企画を進めていきたいと思います。次回は、日光のシンボルについて、考えていきたいと思います。
Facebook投稿 2025年7月11日
修正後再投稿 2026年9月5日
準備中